素焼き鉢で作る「ハロウィンランタン」
あっという間に、10月になりました!
気付けば町中にもハロウィン飾りが目立つようになってきましたが、
みなさんご準備はおすみですか?
ファブラボ太宰府では、本日素焼き鉢でハロウィンランタンを作成しました!
~素焼き鉢の雑談~
素焼き鉢は、目にしたことがあってもなかなか触れる機会がない方が多いかなと思います。
そこで今日のワークショップは、素焼き鉢の雑談から始まりました。
素焼き鉢は、水の抜けがよく根が腐れにくい鉢です。
サイズも豊富で安価ですので、ぜひホームセンターで見てみてください。
~鉢に模様を描いて、いざ穴あけ~
本日、穴あけで使う道具は釘とげんのうです。
みなさん、「げんのう」ってご存知ですか?
ファブラボ太宰府にはたくさんのハンマー(槌)がありますが、この写真の左から2番目のものです。
通称、とんかちといえば通じるかと思いますが、本当の名前は「げんのう」です。
両方同じ形をしておらず、片方ずつ使い方が違います。
少しへっこんでいる方でたたき、残っている釘を反対側でたたくとキレイに釘を打ち込むことができます。
なので、げんのうを使う前には手で触って確認します。
参加いただいたお子さんは、げんのうを使う機会があまりなく、最初のほうはおぼつかない手つきで釘で穴を開けていましたが、
上達が早く最後のほうには細かいところまで丁寧に穴を開けていました。
強い力だと鉢が割れてしまうため、気をつけつつもひたすら釘を打つ楽しさを味わっていただきました。
~nuroで塗ろう~
ランタンの外側と内側をnuroで塗装していきます。
nuroは乾くまでの時間が短く、2度塗り、模様を描くのもワークショップ中にできてしまいます!
今回も、何色にするかはじめに決めたはずですが、いざ塗ってみてやっぱ赤にする!と色を重ねることができたため、悩んじゃう方におススメです!
お母さんのランタンには途中まで花模様がちりばめられていましたが、ふと気付くと塗りつぶされていました…
塗りつつ消しつつ気付けばnuroでアンティーク風な塗り方に!!!!
中の色を塗る前に、色の雑談。
紙コップの中の色を変えてみて、実際に光を当ててみると各色で照らされ方がちがいます。
明るい色だと、紙コップの中で光が反射され全体が明るくなるのに比べて、
黒だと色が吸収され光がポツンと目立ちます。
それらを見た後にどんな光らせ方をしたいか考えて中の色を塗ってもらいました。
~レーザーカッターで彫刻~
手書きで描いてもらったキャラクターや文字をランタンに彫刻していきます。
通常は平らな木やアクリルに彫刻しますが、今日はカーブがある鉢!
いつもとは違う素材を彫刻することでさらにレーザーカッターの使い方の幅が広がります。
~完成~
作ったランタンを持って記念撮影!
今日は、げんのうの言葉と使い方を覚え、
色の反射の違いを学び、
レーザーカッターで彫刻するなんとも濃い2時間となりました。
また、今回は親子で各々ランタンを作ってもらいました。
お母さんのほうが道具の使い方が上手なのですが、
その姿を娘さんが横で見て真似しながら学んでいました。
お互いデザインを見ながら作っていたためかもしれませんが、
なんだかランタンの顔も似ていたり、2人とも塗装した後に違う色で隠してみたりと
親子って似ているんだなと、しみじみしました。
本日参加していただき、本当にありがとうございました。