あたまやわらかワークショップ実施しましたーー!!
みなさん、あたまはやわらかいですか?それともかたいですか?
先週の土曜日に「あたまやわらかワークショップ」というものを実施しましたーーー
あたまをやわらかくするにはどうすればよいのか?
かたくなっているあたまを、やわらかくほぐしていこう!という内容のワークショップと
ラピッドプロトタイピング(素早く試作する方法)を2時間で行いました
時間も計りながらしたので、ゲームのような感覚でサクサク進めていきました
最初は2チームに収まるくらいの人数だったのですが、前日と当日に6名ほど増えたので
急遽3チームにして実施しましたーー
小学生8名、中学生1名、大学生2名、社会人・主婦4名の計16名の方が参加してくれました!
簡単に自己紹介をしてもらったあと、最初に頭をやわらかくする準備体操として
【10円玉の表のイラストを1分で描いてください!】というゲームをしました
そもそもどっちが表?という感じですが、数字が描いてあるほうが表です
実際の10円玉を渡すと、みなさん「あーーー!全然ちがうーー!」という人や「だいぶ近いかも!」という人も。少し頭がやわらかくなったところで、今日のワークショップの内容
【最悪の1日】について考えてもらいました!
【最悪トラベルワークショップ】というものがあるのですが
それを元にして今回は【最悪の1日】についてチームで意見をだしあい
ストーリーを考えてもらいます。
いつ・どこで・だれと・なにがの4つの項目に分けて意見をだしていきます。
意見をいうときの4つのお約束として
・人の意見にダメだししない!
・どんな意見もOK!
・思いついたら声にだして言おう!
・人の意見にのっかろう!付けたしOK!
役にのめりこんで、とても情緒ある語りで発表してくれる子や
実際に起こったできごとをその張本人に発表してもらったり
それぞれのチームの最悪の1日のストーリーは
A:「奥さんの手料理がDSにかかって壊れ、会社のPCもデータ消えており、隕石が直撃して地球が滅亡し一人になった」
B:「テストで0点をとって隠していたが、お母さんに怒られた」
C:「自分の誕生日がクリスマスで、その日に自分の家が火事で燃えてしまった」
という、現実的なものから中々ショッキングなものまで様々でした!
そして実はここからがこのワークショップの本題!!
[これらのストーリーをチームで交換し、最高の1日にして貰います!]
[ただし、起こった最悪な出来事の事実は変えません!]
みんなからえーーーーという声があがり、地球滅亡にあたったチームは下を向いて絶望してました笑
先ほどと同様、15分で意見をだし、10分でまとめてもらいました
最悪な出来事の事実を変えない、というのをどうすれば最高の出来事になるのか?
○○だったが、実は××だったので大丈夫だった
○○だったが、△△を得ることができたなどなど
これさ、本当はどうだったら最高かなー?という風に、その事実に捉われすぎずに意見をだしていきます
そんなこと、実際にあるわけないじゃん!とか、ストーリーとしておかしくない?と、かたくならずに
あたまをやわらかーーーくして意見をだしていきます
ストーリーがまとまったら、それを劇にして発表します
そのときに必要な小道具を、ファブラボにある廃材や道具を使って自由に作っていきます
まずは何を作るか決めてます
制限時間20分ということもあり、みなさん大急ぎで作ってました!
宝くじをつくったり
0点の答案用紙を作ったり
こちらの答案用紙、実際に答えも全部違うという力作!!
しかも作った子供たち、0点採ったことないから嬉しいと楽しそうに作ってました!
そして発表!
最悪な1日
「自分の誕生日がクリスマスで、クリスマスにサンタさんが病気になって、クリスマスプレゼントがもらえなくなり、更に火事で家が燃えた」
最高の1日 ↓
「自分の誕生日がクリスマスで、クリスマスにサンタさんが病気になって、クリスマスプレゼントがもらえなくなり、更に火事で家が燃えたけど、
・・・・・友達の家で誕生日パーティを開いてもらえ、友達がクリスマスプレゼントにサンタさんからもらっていた宝くじをくれた。そしてその宝くじが1等当選して11億円ゲットし、新しい家が買えてハッピー!」
最悪な1日
「奥さんの手料理がDSにかかって壊れ、勤め先の銀行ではPCもデータが消えており、さらに銀行強盗に襲われたと思ったら、隕石が直撃して地球が滅亡し一人になった」
最高の1日 ↓
「奥さんの手料理に実は毒が盛ってあり食べなくて命拾いした。勤め先の会社では強盗がきたが、よくみるとそれは妻だった。最悪な人生だと思っていたら隕石が直撃して自分だけが生き残った。地球滅亡したが、みんないなくなったし幸せだ。」
最悪な1日
「テストで0点をとって隠していたが、バレてお母さんに怒られた」
↓
最高な1日
「テストで0点をとったが、テストが難しすぎてみんな0点だった。お詫びに先生からお菓子をもらった。
庭でお母さんがBBQするから燃やすもの持ってきてほしいとのことで0点を持って行ったらよく燃えて、
ついでにお菓子を渡したら褒められ、さらにBBQしていたら憧れの人たちがやってきてみんなでBBQができた」
と、各チーム最悪な1日を最高の1日に転換することができました!
発表のときに、現実には到底起こりえない内容に思わず笑ったりして、終始和気あいあいとした雰囲気でみなさん楽しそうでした!
「最悪な1日」というネガティブな出来事を、「最高の1日」というポジティブな出来事に変換するという
一見悪いアイデアであっても、発想を転換することで魅力的なアイデアへと発展させることを体感してもらうのが今回のワークショップの目的でした
最後に、わたしたちが今回のワークショップで伝えたかったのは以下のことです。
以上が<あたまをやわらかくするコツ>になります
自分では失敗したなーと思った出来事も、誰かに見せることでポジティブな出来事に変換されるかもしれません。これって自分ひとりでは、失敗したなーとそこで止まってしまったり、そこに気づくまで時間がかかると思います。
ファブラボ太宰府はコミュニティとしてのものづくりを目指しています
こういう風に実際にユーザーさんから意見を頂いたり、お互いが意見を言い、教えあえる関係性を自然に築いていきたいからです。今後もものづくり以外のワークショップも色々やっていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
そして、まだまだファブ3Dコンテスト大募集してます!
テーマやカテゴリーをあまり意識せず、自分で困ったなと思うことや不思議に思うことを書いてみると
以外とつくりたいものが見えてくるかもしれません
まずは、あたまをやわらかくして色々思いついたことを書いてみましょう!
3Dプリンタや3Dモデリングの方法を学びたい人も、ファブ3D教室や3Dつくりかた相談会も同時開催してますのでこれを機に講習を受けてみてはいかがでしょうか?
興味のある方はお気軽にお尋ねくださーーーい!