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執筆が遅くなりましたが、7月28日・8月4日に手羽先骨格標本ワークショップを実施しましたー!

普段私たちが口にしている食べ物の骨も、丁寧に処理をする事でまた違った見方が生まれたり、その動物についての理解が深まればいいなと思い今回のワークショップを実施しました。

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1日目は持参してもらった手羽先の骨を綺麗にする作業をしました

・ポリデントで煮込んで余分なお肉や脂を取り除く

・オキシドールに漬けてお持ち帰り

・骨についての座学

持ってきてもらった骨をネットにいれて、他の骨と混ざらないようにします

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ここが意外と重要で、他の骨と一緒にすると組み立てる時にわからなくなってしまうので要注意です!

骨は一見同じに見えますが、個体によって骨の大きさが違いますし、鶏の年齢によっても骨の個数が違います。

 

鍋で煮込んでいる間に、骨についてのお勉強

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自由研究に使えるように、資料も用意しました!

お子さんよりも一緒に参加していたお母さん方の方が食いついてましたね笑

お肉を取り除く方法は沢山あるのですが、ポリデントやパイプ洗浄剤を用いる方法が一般的には普及しているようです。

薬品も手に入りやすいですし、保管も便利なので個人的にもお勧めです

 

鍋で骨を煮込み終わったら、取り出して歯ブラシでお肉を取り除いていきます。

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この時に、手根骨という小さい骨(人でいうと手首の骨)が小さく幾つもあるので、失くしやすいです

みんな丁寧に骨を取りだしていました!

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骨を取りだしたら、用紙に並べてきちんと全部の骨があるか確認します。

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確認できたら、オキシドールの入った瓶に入れて終わりです!

そのまま瓶を持って帰ってもらい、1日~3日ほど白くなるまで浸漬します。

1日目はここで終了です

 

2日目は乾燥させた骨を組み立てていきます

最初はグレーがかっていた骨も、オキシドールに漬けると白くなっている様子にみなさん驚いていました

骨を用紙に載せて、小さい骨からグルーガンで接着していきます

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どの向きで付いていたのか、自分で考えながら色々方向を変えてみて、しっくり重なるところを接着します

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手羽先だと、あまりピタッとはまることは無いのですが、豚足だと骨がぴったりはまるそうです!

部位によっても変わってきそうですよね。

骨を組み立てたら、ピンバイスで穴を空けます。

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台座部分の穴は、ボール盤を使って穴をあけてもよいです

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その穴に、2重にした真鍮線に接着剤をつけて差し込みます。

その真鍮線を隠すように真鍮パイプをはめます。

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こうすると、真鍮パイプのラインが綺麗にみえます

反対側の台座部分も同様に接着します。

ここまで出来たらほぼ完成です!

あとはCNCミリングマシンを使ってプレートをつくります

CNCミリングマシンとは、データ通りに木や金属を自動的に削ってくれる機械です。

手順さえ覚えればとても簡単に使うことができますよ!

自分で好きな文字を入力します。

この男の子は【てばさきくん】って削りたいとのことでした笑

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こういう面白い発想が生まれるのもワークショップならではだなと思います

またワークショップしていて嬉しい瞬間ですね

キーボードを使って、機械を操作するのですがそちらも実際に体験

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削る様子もとても熱心にみていました!

削り出したら、周りを切り取って台座に貼って完成!!

参加者の方がの完成した作品がこちら!

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それな!って感じのサインにみえますね

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元々は私の個人的な趣味で始めたワークショップですが、思いがけず良い反響があり今回実施して良かったなと思います

作り方も簡単で、薬品や材料も身近で手に入るものばかりです。

作り方は、fabbleにまとめているので、どなたでも閲覧できます。

http://fabble.cc/fablabdazaifu/xxxxxxx

みなさんもぜひご家庭で作ってみてはいかがでしょうか