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こんにちは、ファブマスターの中澤です。

夏休みももうすぐ終わりですが、みなさんどんな夏休みを過ごしたのでしょうか?

ファブラボでは、ワークショップを受けて、それを自由研究として自分なりにノートにまとめるような風景がみられ、大変微笑ましく見守っております。

さて、今年の夏休み、ラボに不在期間が多かった私は「何をしていたのか」といいますと、実は香港、中国、とプチ旅に出てました。

 

1. 旅の目的①「FAB12への参加」

fab12

今回の旅の目的は、「FAB12」(ファブトゥェルブ)という「世界ファブラボ代表者会議」に出席するためでした。

ファブラボは現在、世界中に800箇所以上はあると言われています。ヨーロッパ、南米、北米、アジア、とFAB12では、いろんなところから「ファブラボの運営者」が集まって、これからのファブラボについてや課題だったりを議論しています。

「会議」といっても、雰囲気はとてもフランクで、スーツを着た人はいません。Tシャツ短パンだったり、作業着だったり、各々動きやすい格好の老若男女が集まっています。 毎年夏に集まるのが定例になっており、今回は12回目の開催、初めての中国での開催でした。(ちなみに11回目はアメリカ・ボストン、10回目はスペイン、9回目は日本・横浜でした。)

 

 

2. 旅の目的②「FabAcademy修了式への参加」

今年の1月から半年ほど週1回「FabAcademy(ファブアカデミー)」というオンライン講座を受講していました。MITのニール・ガーシェンフェルド教授による「How to make almost anything(ほぼあらゆるものをつくる)」という名物授業があるのですが、そのオンライン講座になり、外装設計からプログラミング、基板設計や材料実験といった幅広いカリキュラムが組まれています。

fabacademy

19週間に渡り、集中的に幅広くものづくりが学べるため、「将来ファブラボを開きたい」、「運営者として働いているがもっと知識をつけたい」という方々が受講しています。

今年は400人くらい受けてたみたいです。

毎週出される課題と最終課題をクリアできた人は、このFAB12の期間内に開かれる修了式で「diploma(修了書)」を受け取ることができるのです。これも楽しみの1つでした。

 

3.旅の目的③「深センの街を見たい」

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深センは、実はものづくりする人にとってとても興味深い地域です。有名なのは、東京の秋葉原をかなり上回るサイズの電気街「ファーチャンペー」です。 電気街には、もちろん家電製品もありますが、ここは電子部品の1つのパーツだけで売っているお店がたくさんあります。

個人的にヤバイなとなったのは7階立てくらいのビルが全て「表面実装の電子部品しか売っていないビル」発見したときでした。(※表面実装というのは、家電製品の基板とかにのっている米粒サイズの電子部品のことです。)

他にも基板外注サービスをしている「Seeed Studio」もあるときいていたので、そのあたりの工場などを見学できたらいーなーと思っていました。

 

4. 旅の目的:おまけ「香港のナイトマーケット」

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深センに入国する経由地として香港を選んだのですが(香港と深センは隣り合わせにあり、それぞれの都心を電車で40分くらいで移動できました)、調べてみると香港の街もなかなか面白い街で、繊維街と呼ばれるマーケットがあり、「布」のお店、「リボン」だけのお店、「ボタン」だけのお店、がありました。

日本でもユザワヤなどにいけば各々は手に入りますが、普通の商店街のような場所で1種類の商品で大量の種類の商品を扱うようなお店ってなかなかないので、ワクワクしまくりでした。

 

 

今回の旅の目的はこんなかんじです。

次は各々をもうすこし詳しく紹介していきたいと思います。ではまた!