端材を使ったイカベンチ・ミニができました。
学生アルバイトの三島です。
今年の3月、グッデイ唐津店リニューアルオープンに合わせて製作した「イカベンチ」(下画像)
好評だったと聞いて安心していたのですが...裏では、大量の端材が出て困っていました。
それがこちら。
ShopBotを使ってリング状のパーツを切り出したため画像のような何とも言えない形の部材が大量生産される事態に。
3月以降ずっと作業場に放置されていた端材たち。
これらを捨てるのはもったいないので再利用することにしました!
デザイン
今回作ることにしたのは、座面に端材を使った、イカベンチのミニverとも言える形のスツールです!
さらに、座面の構造はスチールパイプと寸切りボルトを通して支えにし、3Dプリンターで作ったスペーサーをはさんでナットで締めるという設計にしました。
(座面の設計は少し複雑になったので後で写真とともに詳述します。)
shopbotだけでなく、3Dプリンター等様々な機械や材料を使う試みです。
次に、MDF&レーザーカッターで模型を作ります。いい感じ!
長時間座る用途ではないこととシルエットを意識して高さは500mmと少し高めの設定にしています。
データ作成&加工
1. 足のパーツ
足のパーツは新しく作る必要があるので、Vcarve proでshopbot用のデータを作成します。
イカベンチの時を考えるとそんなに大変じゃなかったですね。
データを作ったらshopbotがサクッと切り出してくれます。
2.座面
座面に使う端材もも少し加工をします。パイプを通すための穴や持ち運び用のスロットをボール盤で開けていきます。
足パーツを含めた各木材は、ベテランスタッフが製作したルーター台を使って角を取ります。
まだやすりをかけてないのにこんなにきれいに仕上がるんですね!
さらにやすりをかけてつるツルツルに仕上げます。
3.スペーサーの3Dデータ
fusion360でスペーサーと両端のキャップのデータを作ります。
(キャップはいくつかのパターンを検討していますね・・・)
4.ボルトの支え
細かいですが、パイプ内でボルトを支えるためのこちらの部品はレーザーカッターで製作しました。
組み立て
全てのパーツが揃ったら組み立てです。
パイプに木材とスペーサーを交互にはめていきます。
両端は画像のようになっています。
パイプの中にボルトを通して、金属スペーサーとナットで両端からしっかり締め付けます。
最後に、はみ出したボルトにねじ付きのキャップを付けたら完成です!
完成!
今回は余った端材を活用して新しいスツールを製作しました。
3Dプリンターを取り入れたことで生まれた、黄色のアクセントが気に入っています。
まだ端材はたくさん余っているので、これを量産するか、新しい作品を作るかさらに進めていきたいと思います!