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こんにちは、スタッフの中澤です!

先週末の3連休、大阪でおこなわれたファブラボ日本会議、FABCAMP2015に参加してきました!(週末が休館日だったのはこのためでした。)

 

日本国内には現在、15箇所のファブラボとこれからファブラボになろうとして準備しているラボが何か所かあります。

同じファブラボという名前でも、運営方法や機材の種類などがそれぞれ違います。

ただ共通の理念をもつファブラボ同士が、海外はもちろん国内の連携をスムーズにしようとできたのがファブラボジャパンネットワークです。

ファブラボジャパンネットワークでは定期的に情報共有の場を設けており、今回のFABCAMPは、このファブラボジャパンネットワークの会議として開かれたイベントでした。

DSC_5919写真は最終日に撮影した集合写真です。九州から北は東北まで、全国各地の運営者・協力者が大阪・北加賀屋に集まりました。

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会場となったファブラボ北加賀屋は、2013年にできた大阪にあるファブラボ。

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北加賀屋と言われればよくみる写真がこれ!黒板になっている壁がかわいいですね!

 

FABCAMPってなにするの?という声が聞こえてきそうですが、

今回は各ラボがワークショップを持ち込んだ「集中ものづくり合宿」という言葉が分かりやすいかもしれません。

 

FABCAMPの1日の流れを簡単にご紹介させていただきたいと思います。

まず朝は、”Fabercise(ファバーサイズ)”から始まります。

FabとExerciseを混ぜた造語です。つまりは「体操です!」

これはファブラボの世界会議(というものもあります)でも恒例のイベントです。

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初日は、ラジオ体操の大阪ver.でしたよ!

 

午後は、ワークショップの時間です。

各ラボから持ち寄られたWorkshopが会場内のそれぞれの場所で行われました。

ざっくり、どんなかんじかというと..

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[Material Finishing Workshopの様子]

こちらはファブラボ仙台のマスダさんが先生でした。レーザー加工した後の独特な焦げ目の落とし方、クルミをつかったオイルフィニッシングの方法をレクチャーしていました。

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[Plastic Recycle Workshopの様子]

こちらはファブラボボホール徳島さんと慶応大学のソコウさんが先生でした。

ビニール袋をヒートプレスさせてレーザー加工やバキュームフォーミングでつかえるプラスチックシートをつくる方法を教えていただきました。

 

他にも、

[Making core XY fabric plotter workshop] (XYファブリックプロッターをつくる)

[“Fablabを作るゲーム”を作る] 

[“Strawberry DNA cocktail” workshop] (イチゴのDNAを抽出したカクテルづくり)

[Making bending iron workshop](曲げ木マシンをつくる)

といった感じで、工作機械をつくるワークショップからカクテルづくり・ゲームづくりのワークショップまで多種多様なラインナップでした!

ワークショップに関しては、また改めて詳細にレポート記事をアップしますのでお楽しみに!

 

夜は、ご飯を食べながらラボごとの取り組みのプレゼンテーション大会やFabFooSessionと呼ばれるその場で議題を決めて話し合ったりといった濃い時間をすごしました。

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今回イベントのために参加できなかったファブラボ鎌倉も ビデオで発表を行っていました!

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個人的に今回のFABCAMPでは、お互いの情報共有だけでなく、技術の共有ができたのがとても楽しかったです!

こうしてそれぞれの得意分野のワークショップを集めてみると、溶接・機械設計・木材加工など自然と多種多様なジャンルになるのも、新しいものづくりFABというものの独特な風景なのかなあと思いました。

また一緒に作業することで、言葉で情報交換することだけでは分からない個々人の技術や性格を知ることもできて、とても充実した3日間でした。

 

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各ワークショップの詳細などをもうちょっと詳しく話したいところですが、長くなるので今回【その1】は全体のお話しでしめさせていただきます。

ではFABCAMPレポート【その2】、また近いうちに更新しますのでお楽しみに!