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日々デジタルとアナログを融合して何か作品を作れないか模索している
ファブラボ太宰府のスタッフMです。

絵を描く事など全くしないのに、先日からいきなり木版画を作ってみたくなりました。
木版画を作るためにはじめてイラストなど描かねばならず、鉛筆と消しゴムを手に
その辺に置いていた失敗したコピー用紙の裏に何とか格闘して絵を描きました。

次に木に彫ろうと思ったのですが
「彫るの、面倒くさい・・・こんなのレーザーカッター使ったら簡単にできるんじゃない?」
とふと思い立ちました!

スキャンしてイラストレーターに取り込み、版分け。
さっそくレーザーカッターくんに働いてもらいます。
早いです!さすがです!自分で彫らなくていいなんてらくちんです。
彫りあがったものを見て他のスタッフが「木版画じゃなくて、これはこれでこのままでいいんじゃないか・・」と
つぶやきましたが、それでは当初の目的から外れてしまいますので版画にまでします!

 

はじめて木版画をするのに、無謀にも4版も作っています。
50分ほどで4枚全部彫りあがったので、さっそく輪郭線の一枚だけ刷ってみましたが、ちゃんと木版画っぽくできてて感動です!
それでは4版で刷っていきましょう。

とは言っても、木版画ってインクは何を使うのか、紙は何がいいのかとか知らないので完全に自己流です。
まあ、本格的木版画を作ろうとは思っていないので インク代わりに家にあるキットパスを使ってみます。
絵具にノリを混ぜると良いとネットに書いてあったので、キットパスを溶かしたものにノリを混ぜてインクにしています。
小学校の時に使ったバレンも使っていますが、なかなか思うように刷れず・・・・

 

10枚ほど刷って何となくこの程度なら許せるだろうと思えたのはたったの1枚です。
これはレーザーカッターが悪いのではなく、私が刷る技術がないだけですのでまあ実験としては成功だという事にします。

木版画なのに彫る部分をマシンにお任せしてしまっていいの?とかいう罪悪感も多少ありますが
データーがあるので、これを今度はレリーフにしたり 小さいスタンプを作ったり 色々な活用法の妄想が広がるのは楽しいです。
もの作りって楽しかったらそれでいいんじゃないかな。