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ファブラボ太宰府では、2020年9月中旬から2021年1月の約4ヶ月に渡り、リアビズ高校生模擬起業グランプリに挑戦する高校生達のサポートを行っていました。
今回はその軌跡を伝えたいと思います。
※リアビズ高校生模擬起業グランプリについては、こちら(リアビズ)を御覧ください。

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9月、例年であれば夏頃、デジタルファブリケーションの入門講座を実施させて頂いている学校の先生より「リアビズに挑戦したい生徒がいるので、相談に乗ってもらえないだろうか?」と連絡を頂いた。
興味深い取り組みで、ぜひ応援したいと考えていたが、まずは高校生たちから「どういう思いを持ってリアビズに取り組みたいのか」をプレゼンしてもらうことから始まった。

・2020年9月 応募期間
プレゼン後、どういったモノを作ろうと考えているのかをヒアリングし抽象的な部分や懸念点を明確にしながらより具体的なアイデアを考えてもらった。
そこから、第一の関門である一次審査をクリアすることを目指し試作品作りが始まった。

〈どういった素材があるか実物を手にとってレクチャー〉

〈厚紙の試作品〉


〈試作品の設計図〉


〈ベニア板を使った試作風景〉





・2020年10月 一次審査期間
実際に提出した書類はこちらe07 nine.5 (日田杉を使用した加湿器)を御覧ください。

・2020年11月 商品開発期間
一次審査に無事通り、商品開発が始まった。

〈商品製作用のデータ作成;Illustrator入門講習を実施〉

〈学生たちによるSNSを使った販促活動〉

〈放課後の製品開発;試作と修正の繰り返し〉



〈レーザー加工機を自身で操作してもらうために講習を実施〉


〈完成に近づく試作品〉

・2020年12月 販売に向けた在庫生産期間
この頃になると、機材の使い方にも慣れてきたため、時々起こるトラブルや材料調達のちょっとしたサポートを行いつつ見守るようなスタンスで接していた。
〈材料をなるべく無駄にしないデータの工夫が見て取れる〉

〈集塵機のフィルター交換についてレクチャー〉

〈分業のため、テーブルで加工した材料のチェックを並行し行っていた〉

〈加工機を操作しながら、iPadで異なる作業も行っていた〉

・2021年1月 販売期間
〈目標数を超える注文が入ったため、急遽追加生産が始まった〉


2021年3月 最終審査

全10チーム中、上位3チームに入り金賞を受賞しました!

学生たちは学業の傍ら企画を考え挑戦することから始まり、実際に材料の産地である日田へ見学に行ったり、商品製作をしながら、試行錯誤を繰り返し、自分たち自身で商品を完成させました。
そして、その後も新聞社へ取材交渉を行うといった営業活動も工夫して行い、目標数を超える注文を得る等様々なことをリアルに体験することが出来ました。

学生たちに対してはやり遂げた自分たちを誇って、今後も頑張って!とエールを贈りたいと思います。

〈オンライン開催された受賞式の様子〉

ファブラボ太宰府としては、今後も挑戦したい意欲のある学生達の支援をして行きたいと考えています。
こういった挑戦がしてみたいなど、ご興味のある方は、ファブラボ太宰府まで一度ご相談頂ければ幸いです。