3Dプリンター///本体篇///
ファブラボ太宰府で使用ている3Dプリンター「SCOOVO® X9」を紹介します。
シルバーの箱が本体
真ん中のカラフルなものが素材「フィラメント」
3Dデータを変換してくれるソフトの入ったパソコン
素材のフィラメントは、本体の後ろに設置するようになっています。
フィラメントがチューブを通って出てくる先のことを「ノズル」や「エクストルーダー」と呼びます。
エクストルーダーは200度位の高温になり、フィラメントを溶かして
ガラスのステージに積層していきます。
使ってみて分かったことは、
3Dプリンターは「温度」「風」に影響を受けやすい
ということでした。
ファブラボには「自分(機械のこと)の部品をまず出力する」という文化のようなものがあります。
そこで、温度と風を安定させる「セーフティパネル」は
透明のアクリルとレーザーカッターで自作しました。(購入もできます)
メンテナンスについて
3Dプリンターを使用するときに使う道具を紹介します。
・ポリイミドテープ
・ニッパー OR ペンチ
・はさみ
・6角レンチ
・ヘラ
・ライター(エクストルーダーが詰まった時に使います)
素材はフィラメントを使用するので、レーザーカッターよりは汚れは少ないです。
3Dプリンターのメンテナンスで大事なのは、
・エクストルーダーのつまりに気をつけること
ここが詰まると、分解してライターであぶるという火遊び作業へ突入する羽目になります。
・ステージはきれいにしておくこと
ステージはガラスの板で出来ていますが、ガラス表面の保護と制作物を剥がしやすくするために
耐熱性のあるポリイミドテープを貼っています。
素材の残りが残っていると、プリント失敗の原因になります。
このテープを貼る作業は、なかなか、性格が出ます。
設計は素人ながら、いろいろ出してみて機械には慣れてきました。
あとは好きな立体を作るCADをマスターすることです!
CADフリーソフトの紹介や勉強会もできたらと思っています。一番楽しみにしているのは私です。
(石原 靖世)