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11月26日(土)に、西日本新聞様主催のイベント「アイランドシティ こどもっと!だいがく」にて出張ワークショップを行いました!

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「アイランドシティ こどもっと!だいがく」ではアイランドシティ全体をキャンパスと見立て、様々な分野をテーマに授業を展開します。
この日は他にも、九州大学大学院芸術工学研究院による「センサーを使った魔法のようなプログラミング体験」や、元陸上競技選手の為末選手による特別授業などが行われておりました。

私たちファブラボ太宰府では、ソーラーパネルを使ったエコな光るクリスマスランタン作りのワークショップを実施しました!最初に電気についての講義から始まります。

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今回のワークショップの対象年齢が、小学1年生~3年生だったので、普段使っている電気ってなんだろう?どやって作られているんだろう?という所から解説しました。
太陽と火力発電所はどちらが発電量が多いか?という問題では、みんな太陽の方に手を挙げていました!正解!

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講義の後は、いよいよランタンを作っていきます。
最初にセロハンテープを切って、トレーシングペーパーを窓に貼っていきます。
トレーシングペーパーを貼る事で、光が綺麗に拡散され、光の当たり方もやわらかくなります。

次にパーツを外して、家と屋根を組み立てていきます!
img_3559みんな早く組み立てたくて仕方がない!という感じでした笑

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今回LEDの差し込みもあり、わかるかな?と不安でしたが、特に問題なく作業も進めることができ、LEDが光るとみんな「光ったー!」と嬉しそうでした!

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あとは、屋根にソーラーパネルをとりつけ、LEDを家の中に入れて周りを飾り付けすれば完成です!

仕組みとしては、屋根の所にある雪を、ソーラーパネルに被せている間(暗くしているとき)は光ります。

電池がなくなったとき・充電したいときに雪の所をめくって、ソーラーパネルに充電できます。

みんな仕組みがわかると、手でソーラーパネルを押さえて光らせていて、とても楽しそうでした!

img_3551屋根にトナカイやサンタを乗せる子が多かったです笑

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img_3475最後に写真撮影するときに、サンタやトナカイを落とさないよう、そーっと運んでいる様子が可愛かったです!

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今回午前中に2回実施し、参加者の子供たちがそれぞれ16~18名おり、年齢もバラバラなので作業の進度にどうしても差がでます。早く終わった子には、「どうやったら光ると思う?」「これ何のパーツかな?」と問題を出しておくと、一生懸命考えてくれました。
作業が早い子でも、間違えて組み立てている子もいたので、段階を踏んで全員同じタイミングで作業を進める・しっかり確認をするというのは、とても大事だなと思いました。

「わからないことがあったら、先生を呼んでね!」と言ったところ、せんせー!せんせー!と沢山よんで貰いました笑!

わからない所や不安な所は、一つ一つ確認してから作業を進めてくれたので、失敗もなくみんな綺麗に組み立てて光らせる事ができました!

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今回のワークショップで使用した中身のキットは、EKジャパンさんの商品を使わせて頂きました!LEDは元々単色でしたが、パーリーな感じにしたかったので、フルカラーに変更しました!ハンダづけ手伝ってくれたみなさん、ありがとうございます!

外側のお家のデザインは、ファブラボ太宰府のボランティアスタッフによるオリジナルのデザインです。
本業がデザイナーさんなので、このまま製品化できそうな位クオリティ高いものを作って下さいました!

そしてイベント前日に、袋詰めやシール剥がしなど細々した作業を手伝って下さったみなさん、本当にありがとうございました!
皆様のおかげで、当日スムーズにイベントを実施することができました。
参加者のお子さんからも、「次の回も参加したい!」「楽しかった!」と嬉しい声を頂くことができました。この場を借りてお礼申し上げます。

また、今回のワークショップはファブラボ太宰府の方でも12月に実施する予定です!お楽しみに!

先週の土曜日に、東京・六本木ミッドタウンで行われたファブ3Dコンテスト2次審査会・授賞式に出席してきました。

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本コンテストは、「これからの未来の3Dプリンタのある社会と生活を、より楽しく、面白く、そして優しくするアイデア」をテーマに、「小・中学生の部」「家族の部」「フリースタイルの部」「プロ・セミプロの部」と、子供からプロの大人まで参加できる、今までにない形のコンテストでした。

結果としては、ファブラボ太宰府から応募された4組の内、2組の方が優秀賞、またファブラボ太宰府も最優秀ファブ施設賞をいただきました。受賞されたお二方、本当におめでとうございます。

 

■平野喬久くんによる「スイカの維管束」(カテゴリー1小・中学生の部 優秀賞)

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小・中学生の部で優秀賞を獲得したのは、「スイカの維管束」平野喬久くん

彼は「スイカの維管束」について独自の視点からいろんな実験に挑戦し、3Dプリンタを使ってスイカの維管束を出力し、模型を作成しました。

(作品の詳細はこちらから http://fabble.cc/hiratakaharu/ikannsoku

高精度の3Dスキャナでないと上手くスキャンできないし、スキャンできてもデータを3Dプリントするまではかなり長い道のりがあります。正直最初は途中で諦めちゃうのではないか、と思っていましたが、上手くいかなくて泣きながらも(笑)負けじと3Dデータと向き合っていたのは印象的です。

また、上手くいかなかったところを詳細にまとめ、解決方法や代わりの案を考え、自分なりの考察を書いていたり、大人もはっとするような研究結果がまとめられています。お時間あるときにぜひ、ご覧になってください。

今回の応募の際に、喬久くん(とお母さんの平野さん)が、私たちの施設で学んだのは

・3Dスキャナの使い方と3Dデータの修正方法(3Dスキャナ + meshmixer講習)

・3Dプリンタの使い方(3Dプリンタ講習)

・fabbleの使い方

の以上です。

 

■塩塚さんによる「虫歯の歯ブラシスタンド」(カテゴリー2 家族の部 優秀賞)

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家族の部では、「虫歯の歯ブラシスタンド」塩塚さんが受賞されました。

「子供たちが歯を丁寧に磨かない」という悩みから、「綺麗な歯」と「虫歯の進行した歯」の歯ブラシスタンドを作成しました。

(作品の詳細はこちらから http://fabble.cc/shioshio3/xxxxxxxxxxx

実際は、家族で虫歯について調べたりしているうちに、虫歯の怖さがわかったみたいで、いつのまにか歯を丁寧に磨くようになったそうです(笑)

塩塚さんは、はじめ私たちの主催する「家族のためのデザインワークショップ」に参加してくれました。このワークショップでは、「デザイン思考」という考え方を取り入れ、「課題自体と課題を解決させる方法の考え方」などをレクチャーしました。

私たちも実際初めての内容のワークショップだったので、うまく伝えられるかドキドキしていましたが、家に帰ってから家族会議を開いてくれたり、実際に実践方式で活用していただいたりと積極的に学んだ内容を生かしていただけました。

まだ、失敗があっても諦めずまた次の試作へ進む前向きな姿勢も、このような素晴らしい結果を生んだ1つのきっかけの1つでもあったかと思います。諦めずに挑戦し続けてくれてありがとうございました。

 

今回の応募の際に、塩塚さん一家が、私たちの施設で学んだのは

・家族のためのデザインワークショップ受講

・3Dデータ作成方法①(meshmixer講習)※昨年、次男のお子さん(小6)が受講

・3Dデータ作成方法②(123Ddesgin講習)

・3Dプリンタの使い方(3Dプリンタ講習)

・fabbleの使い方

の以上です。

過去に学んだことを生かしてくれていたのが嬉しかったです。

 

■ファブラボ太宰府の受賞(ファブ施設賞)

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また、想定外で驚きだったのですが、各部門からの推薦によりファブラボ太宰府は「ファブ施設賞」をいただきました。

副賞として3Dスキャナも頂いてしまい、ありがたいかぎりです。(実は私たち3Dスキャナを持っていませんでした。)

このコンテストは今までにない「3Dプリンタのある生活・くらし」を目指しコンテストで、プロだけではない家族だったり子供だったりが応募できる特殊なコンテストでした。3Dプリンタやレーザーカッターのようなハイテクな機材を使用して、ものづくりが日常化されていくことは、私たちの目指す未来でもあり、ぜひ応募する人がいれば全力でサポートしたいという想いでした。

そこで「家族のためのデザインワークショップ」を開催したり、こちらから興味がありそうな利用者の方へ声をかけたりして、今回4組の方々が応募してくださいました。きっかけ作りは私たちによるものでしたが、進み始めたらみなさん自分たちの考えの元、手と頭を動かして、わからないことを教えてあげて、こちらも教わったりして。。私たちも多くのことを経験させていただき、有意義であっという間の2ヶ月間でした。

3Dプリンタはハードルが高いと思われなので、今までも利用者は少なかったのですが、こうしたコンテストの機会があることによって利用者に新しいことへ挑戦する機会をあたえられたことに、とても感謝しております。改めてここで、主催者のみなさまにお礼を言わせて下さい。

 

■さいごに

私たちのファブラボでは、「デジタル工作機械が使え・学べる施設」というのはもちろんですが、スタッフとユーザーさんが先生と生徒のような関係だけではなく、スタッフがユーザーさんに教えてもらったり、ユーザー同士で教えあえるような場づくりを目指してきました。

「オープンラボ ファブラボ太宰府」の画像検索結果

(写真:オープンラボのようす。 )

なぜ、利用者同士や利用者から教えてもらうことを大切にしているのか。DIY(=Do It Yourself)という言葉の仲間で、DIWO(=Do It With Others)という言葉があります。これはDIY(=自分ひとりでする)ではなくDIWO(=ほかの誰かとする)という意味で、簡単にいえば、1人でやるよりいろんな人の知識や知恵を貰いながらした方がいいものができるよね、という考え方です。

喬久くんの作品の感想でこのような一文がありました。

“ファブラボ太宰府は、とっても楽しい場所です。いろんな人がつくりたいものを自分でつくっていて、ぼくも参考にしたいものを作っている人がいると、その人の作業をじっと見てしまいます。ぼくが思いつかないことをしている人がたくさんいるから、新しくわかることがたくさんあって、とても楽しいです。”

私たちが目指していた場を、喬久くんは体験・実感し、こうして言葉に残してくれたこと、とても嬉しく思います。まさにDIWOの良いところを、知ってもらいたいところを、感じ取ってくれたなあという気持ちです。

今後も、よりよいものづくりの場を目指して、ファブラボ太宰府の活動精進してまいります。どうぞよろしくお願い致します。

 

(ファブラボ太宰府スタッフ 一同)